あたまの動きを知る 4
右手で患者のあたまの左側を、左手で右側を、対称的にそっとふれるのです。
わたしの両手のあいだに流れる生命力が患者の脳にあるリズムを生じさせ、それが頭蓋骨を動かしはじめます。
わたしは一切、力をいれていません。
その頭蓋骨の動きは、はっきりとわかる、たしかなものでなければなりません。
あたまにはたらきかけていくと、神経系の緊張がゆるみ、脳に自然なリズムがよみがえってくるので、患者はチリチリするような感覚を覚えます。
・・・そうなれば、からだは自然にあるべき姿に向かって変わりはじめます。
治療を終えるとき、わたしはよく患者にからだがどれほど変わったかを確認させます。
腕が楽にあげられるようになっていたり、骨盤の回転がスムーズになっていたりするのがわかった患者のほとんどが、呼吸も楽に、深くなっていることに気づきます。