人間の神経細胞の数 2
神経細胞の、にょきにょきと伸びている手を除いた部分(細胞体という)の大きさは、大きいもので直径100ミクロン以上。
小さいものだと、直径5ミクロンくらいだ。肉眼でかろうじて見えるものもあるが、ほとんどは見えない。顕微鏡で見るしかないのだが、それでもただ眺めるだけでは神経細胞の様子はわからない。
特殊な染色をして観察しなければならないのである。それを1873年に開発したのがイタリア人のゴルジという人だ。どういう方法かというと、銀を使って神経細胞を黒く染めだすというものである。しかし、その数を数えるにはアニリン系の色素による別の染色法を用いる。
もちろん、億単位の数なのだから一つ一つ数えるわけにはいかない。
単位体積あたりの神経細胞の数を顕微鏡で調べてから、それに全体の体積をかけて、数をはじきだす。こうして、1000数百億個もあると、推定されるようになった。