逼迫する財政と高齢化の進行
公的負担は税金と社会保険料からなっており、保障が増えればそうした負担も増えざるをえません。
高福祉国家は高負担国家となるほかはないのです。
ところが、選挙に立候補する人たちは、いまだに「私が当選の暁には、保障は大いに厚くして負担は大幅に軽減する」などといいます。
どうしたことでしょうか。
そういうと、
「そんなことはない。軍事費を削ればよい」
・・・といいます。
しかし、昭和603年度政府予算でも、軍事費つまり防衛費総計は3兆7000億円で、一方、年間の国の借金つまり国債発行額は603年度は随分よくなっていますが、それでも8兆8400億円です。
国債はその多くが10年ものであるからどんどん溜まっていき、溜まりに溜まった借金の合計は、63年度末に1259兆円に達しています。
1年間に政府が使う金額は56兆7000億円ほどですから、その3倍ほどの借金になります。
これほどの借金になれば猛烈な利子がつきます。
利子および償還に使うカネを国債費といいます。